最近Kindleで読んだ本4冊レビュー「おどろきの心理学」「スタンフォード大学 マインドフルネス教室」「ぜんぶ、捨てれば」「眠れなくなるほど面白い<図解>化学の話」
ブックレビューです、おすすめやら、まあまあやら
おどろきの心理学 人生を成功に導く「無意識を整える」技術
妹尾 武治 (著)
まず僕はこの著者のことを好きになりました。さすが心理学の使い手、何か無意識に著者を好きになる心理学が本文中に使われているな!なんちて。
帯とかタイトルを見ると、巷に溢れる浅い本なのかと勘違いしてしまいそうですが、全然そんなことはなく、好かれる方法とか買わせる方法とか、そういった様々な実験を並べて俯瞰で見た時、人間の心にはいったいどういった事が起こっているのか、無意識とはなんかのか、さらに意識に上がる前に起きる生体反応もあるんだよ、そんな事が分かりやすく書かれています。
これを読んだからといって上手く生きるテクニックが磨かれるとかそういう類のものではありませんが、この本に出てきたキーワードを検索して読みたくなったし、心理というのものをさらに深堀りしていきたいなと思わされました。そんな本。
スタンフォード大学 マインドフルネス教室
スティーヴン・マーフィ重松 (著), 坂井純子 (翻訳)
これは「マインドフルネスのやり方」などハウツーを紹介する本ではなく、それを実践することによってどんな効果があるのか、意識することによってどんな生き方ができるのか、またそういった生き方をしてきた方々を紹介する本です。
読み終えて、自分の心の「正しいっぽい」持って行き方を整理することができたかな。
また、何か現代に思うことがある人は、道標になるんじゃないかな。
神道や仏教などどちらかと言うと静の要素が強い日本人がそれなりに慣れ親しんだ文化を、外の世界からもう一度見直すような、良い機会にもなるかな。
例によってkindle読み上げで耳で読んだので正確なページ数はよく分かってませんが、そろそろ終わりかな~と思ってシークバーを見るとまだ1/3でした。
読み応えたっぷり。そんな本。
ぜんぶ、捨てれば
中野善壽 (著)
この本はどっかの百貨店ですごく成功した方の生き方本みたいなものだが、なんと言うかその人が優れているとか捨てるとか断捨離がどうとかいうよりかは、その人と時代の風潮がマッチしていたんだろうなぁと思うような内容で、この本の中に出てくる方々がお好きな方は楽しいかもしれないが、僕は特に思い入れがないので、正直言って面白くなく2/3ほど読んだところで止めました。そんな本。
眠れなくなるほど面白い<図解>化学の話
大宮信光 (監修)
1ページに一つ雑学が書かれている系の本。
へーと思うようなことも書かれているが、僕はもうちょっと一つのことに対して突き詰めて考えた結果みたいなのを読みたいんだなあ、と改めて思わせてくれました。
これも1/3ほど読んで、ちょっと違う気がすると思って止めました。そんな本。